厳冬期の唐松岳
年末の西穂独標、
年明けの赤岳鉱泉、
積雪の蛭ヶ岳、
ガトーショコラの黒斑山
を経て。
冬山が好きになって行ったアヒル子。
ついに、唐松岳へ!!!
唐松岳は北アルプスのひとつ。
八方尾根から上がっていく。
途中までゴンドラ、リフトがあるため
北アルプスの中でも初心者山として数えられる。
アヒル子はここに!
テントを持って!!
会社友人と2人で行ってきた!!
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今回は悪天候の中の、
束の間の晴れ間を狙った。
にも関わらず、晴れた!!
超晴れた!!
風も殆ど無かった!!
すごいことである。
しかも3連休の中日。
体力的にもありがたい。
行く前は3日間ぐらい、
天気予報と睨めっこだったけど、
願掛けの甲斐があるってもんだぜ。
念願叶ったり。
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我々の城。
下の樺と言うところで張る。
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金曜日の夕方、
新宿からのバスを使いながら
八方尾根に入る。
テントを張り終わったのは18時ぐらい。
ギリギリ明るいうちに間に合った。
そして、待望の夕飯は。
キムチ鍋。
凍えた体に染み渡る!!
うっまあー
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翌朝?は2時に起床。
少し夜の撮影をして、
4時半の暗い内から歩きだす。
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途中、流れ星なんかも見ながら
ヘッドライトの灯りを頼りにひたすら歩く。
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丁度、丸山を過ぎてぐらいのところで
朝日が上がった。
山も淡いピンクに染まる。
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本当は真っ赤に焼けるのを期待してたが、
コレはコレでアリである。
朝の写真撮影も満足に終えて。
あとは稜線、山頂を目指す!!
が、ここからが怖かった。
アイゼン、ピッケルでゆっくりと行くが。
何を隠そう、高所恐怖症。
びびって足が進まない、、、
と言う訳にも行かないので、
騙し騙し進む。
そして。
そうこう、2時間ぐらい?して。
稜線!!
ずっと見えていなかった、
向こう側が見えた!!
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写真で見るとあまり感じないが。
雄大な剱岳が目に入った入った時の感動は
なんとも言えないぐらい。大きい。
この剱岳を眺めながら、小休止。
あとは唐松岳登頂を目指すのみ。
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そしてついに。
ついに。
ついに。
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感無量である。
西穂山荘が終わってから
2ヶ月間ぐらい夢見てきた。
叶った。
360度、銀色の峰々と
雲海が広がっていた。
嬉しい。
楽しかった。
ほんともう、楽しかった。
帰りはテントを畳みながら、
ぜんざいを存分に味わい。
下る。
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向こうには戸隠や妙高、火打山が
雲海から顔を出していた。
下山後は、白馬美人の湯に浸かり。
白馬からはバスと電車で帰る。
家に着いたのは、12時を回っていた。
めでたしめでたし
この感動は墓場まで持っていく。